地域活動の心得:なぜあなたはその活動に参加するんですか?

どうも肥前守です。

 

初の1日2本投稿になりますね(笑)

 

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地方創生も4年目となり、多くの人が地方や地域に注目している今日この頃、私も9年ほど様々な地域で活動に携わってきましたが、「地方に移住して幸せです!」や「地域農産物・特産品のブランドかに成功しました!」のような嬉しい声もあれば、「移住したけれども地域のルールや風土になじめず肩身がせまいです」という声、「地域イベントに無理やり駆り出されます」といった声も耳にします。

 

私はこれまで主に「若者」「よそ者」という立場で地域活動に参加してきましたが、地方・地域と一括りに言うものの、抱えてる問題や街の仕組み・ルール、住んでいる人々の価値観などは多様です。

 

移住者と上手く共生できている地域もあれば、街や地域を盛り上げたいという情熱を持った若者や学生から、ボランティアという名目で知恵や労働力を摂取しようとしている問題も存在しています。

 

木下氏のこんな記事もありますね

toyokeizai.net

 

 

今回はその中で、「若者」「よそ者」が地方や地域で活動に参加する前に、心得ておきたいことを皆様にお伝えしたいと思います。

 


いくつかある中でも一番大切なこと、


それは、参加目的の明確化です。

 

 

「なぜあなたはその活動に参加するんですか?」

 

 

 

ちなみに、私が初めて地域活動に参加した目的は、


「スキル・ノウハウを盗むため」


です。

 


地域活性化イベントだったのですが、その時のポジションとしてパンフレットや広告、名刺、スタッフTシャツなど、デザイン力を必要とする仕事があったわけです。もちろんボランティアでしたが、当時私は大学1年生であり、早くデザインのスキルを身に付けたい時期でもありました。

 

先に団体に所属していた先輩デザイナーからフィードバック受けたり、ソフトの使い方や入稿方法まで、たくさんの学ばせてもらいました。

 


目的は人によって様々だと思います。
例えば「この地域の人たちが好きだから、どんだけボランティアでも地域の人の信頼得るため頑張ります!」でもいいでしょうし、「就活のためにネタ作りをしたい!」でもいいかもしれません。

 

目的がはっきりしていれば地域で与えられた環境、もしくは自分で築いた立場をフルに活用して取り組んでいけると思います。

 

 

大切なのは、

 

「この地域のために!この地域が好きだから!」


ではなく


自分が、地域(を通して)で幸せになるため(目的を達成するため)に〇〇が手段の地域活動をする。」


といった、

「地域を(のために)という主語より「地域を通して自分がという文脈を意識することが、活動者とフィールドのより良い関係性を築いていく第一歩じゃないのかなぁと私の経験上思ったりします。

 

 


今回もおつきあいありがとうございました。

 

また次回。